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■ミラノで人気のウオッチ&ジュエリー ショップ “グリモルディ” のデザイナーであるジョルジョ・グリモルディ(オーナー一家の次男)にブレスレットの “モネッロ” やウオッチの “ギター” など、彼のクリエーションに関する話を聞いた。 |
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--今回はモネッロとギターを扱わせてもらってありがとう。 これらはどんな風にして出来たモデルなの?
モネッロのアイディアは僕が子供の頃の楽しい思い出から生まれたものなんだ。
ミラノの守護神である聖アンブロージョのお祭りのとき、ママはよく飴を買うための小銭をくれて、
当時は色づけされた砂糖の駒をひもに通したブレスレットみたいな飴があってね、つまりそれがモネッロのモチーフなんだけど、僕はそいつをひもから食いちぎって食べたり、そのまま直接しゃぶったりするのが大好きだったんだよ。
--お祭りの思い出がブレスレットにね。 それって今でも露店の飴売りにあるんじゃない。
多分、サイズはもっと大きくて、どぎつい色のものでしょう? モネッロのエナメルは本当にきれいだと思うよ。
モネッロのパーツは銀の無垢駒にエナメルを手塗りしたものなんだ。 100%イタリア製で、もっと正確に言うと、
ルネッサンス期の金細工師まで起源がさかのぼれるトスカーナのエナメルを使用してるんだ。
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--だからなんだね。モネッロは駒パーツそのものがとってもきれいだよ。
もともとモネッロの駒はいろんなものに使えるものとして考えたんだ。ブレスレット、キーホルダー、アンクレット、・・・。
--好きな色を好きなものに使えれば楽しいね。 そのときどきでカラーコーディネートして使うのもいいし、
自分のテーマカラーみたいなのがあって、いつもそれをつけてるのもいいかもしれない。
僕にとって色はすごく重要なものなんだ。 だって人生はすばらしいもので、色は喜びを表現する要素だと思っているからね。 だからモネッロは僕のそんな考えを正に表現するものなんだ。 つまり色の連なりや駒数を好きに選べるモネッロは、その人だけのオリジナルモデルが簡単に作れて、 持つ人の個性をもっとも引き出すことができる革新的コンセプトのアクセサリーなんだ。 実際、モネッロはすごい人気で、ミラノではグリモルディショップでしか売ってないのに、 最初のロットはあっという間に売り切れてしまったんだ。
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--すごいね。ところでモネッロ(伊:いたずら小僧)って名前はどうして?
楽しい思い出から作った楽しいものだから楽しい名前にしたかったんだ。 モネッロっていうイタリア語は、 愉快で感じのいい子と、反対に手に負えないいたずらっ子の両方を指す言葉なんだ。
--なるほど2重の意味が込めてあるんだ。 ところでギターの方はどんな風にできたの?
実はあの形、漫画の吹き出しがもとになってるんだ。そうセリフを書き込むあの吹き出し。あるとき漫画をいたずら書きしてて、吹き出しの形をいろいろいじってたら、それがだんだん変化するうちにギター型の時計になったんだ。
--へー、正直、変わった形だなって思ったんだ。でも一度見たら忘れられないインパクトはジョルジョらしいよ。
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--ところでモネッロやギターはこれまでのグリモルディのオリジナル商品と比べるとずいぶん安いよね。
モネッロは素材を銀にしたし、ギターはクオーツムーブでアルミケースなんだ。どちらも若い人にも買いやすいようにね。つまりグリモルディにとっては新たな分野を開拓する商品なんだ。
実際に買ってくれるのは年齢も異なるいろんな人だけど、みんな若く見えてとってもエレガントな男女だね。 同じ位置づけでは他に、TVBという銀のペンダントヘッドもあるんだ。
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ヤングラインも並んだマチェフ展でのグリモルディ ブース |
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--グリモルディにとってはまた新たな挑戦だね。 |
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--ところでジョルジョがデザインする時ってどんなやり方なの?
もうつき合いが長いから、きっと僕のデザインスタイルや好きなものも知ってると思うけど、とにかく僕はどんなものにでも関わってみたいんだ。 ミラノ工科大で建築を専攻してた頃のゼミのタイトルだった「スプーンから都市まで」のようにね。
--具体的にはどんな感じで創作を進めるの?
僕は何かプロジェクトを始めたとき、自分の手が勝手に線を引き、その課題の芽を創り出すことに任せてるんだ。
だってインスピレーションはこれまでの自分につめ込んだイメージや言葉の響きから生まれ出るものだから。
それにときには木や石や空を見ることで、 時計やカバンや建築のアイディアが浮かぶことだってある。
だからデザインをするときはいつでも、インクの黒い線が想像力を刺激して形を完成させていくのに任せているんだ。
つまりブレスレットのプロジェクトをやってるとき、偶然に花瓶が生まれたり、花瓶を考えてるときにブレスレットが出来てしまうこともだってある。 実際に漫画の吹き出しが時計になったのはさっき話した通りだよ。 |
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--デザインの対象はウオッチ&ジュエリーショップのグリモルディではきっと納まり切らないね。
うん。将来的にはいろいろ計画はあるけどね。
--じゃあそれはまたの機会に聞かせてもらおうかな。今回はどうもありがとう。
■インタビュー後記
『デザインは手に任せる』っていうのは如何にもジョルジョらしくて納得。 今後の彼の新分野での活躍も楽しみです。
■グリモルディのホームページ(イタリア語・英語)。
http://www.grimoldiorologi.com/
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