18世紀の様式と技術を現代に復刻! 職人のテクニックとコンセプチュアルなデザインによる手作りの逸品
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Roberto Reale

現代に蘇った"アルテ・ポーベラ"
アンティークな素材を1700年代の技法でアートに変身させる
職人のテクニックとコンセプチュアルなデザイン

"アルテ・ポーベラ"。直訳すれば“貧しい芸術”。それは1700年代にヴェネチアで流行した庶民家具の芸術様式で、捨てられずに身近にあった貧しい(ポーベラ) 素材を使って、中国風の高級家具をまねて作る芸術(アルテ)のことだった。

時の経過とともに美しさを増すアルテ・ポーベラの魅力に惹かれ、そのエッセンスと技法を現代に蘇らせたのは2人のロベルトによるクリエーター・ユニット、 “レンツォ&レアーレ”である。ソフィスティケイトされた彼等の作品は雑誌ヴォーグやエル・デコなどでもしばしば取り上げられている。職人のテクニックとコンセプチュアルな デザイン。正に僕の求めるアルティジャーニ(工房クリエーター)のスタイルである。

しかしながら残念なニュースが入ってきた。2004年にレンツォ&レアーレは12年間に及んだこの価値あるユニットを解消するという。 一度、彼等の仕事ぶりを見たかった僕はリーダー格であるロベルト・レアーレをスタジオに訪ねてみた。


仕掛かり中の家具と古本のページが敷き詰められたスタジオの床。 その上に唐草模様の装飾が施されている。

スタジオはヴィンテージやデッドストックの宝の山
"アルテ・ポーベラ"それは作るというより
生き返らせていく魔法の作業

彼が好んで用いる素材はアンティークの布と古本の退色したページ紙。 スタジオの床はいい色に日焼けしたページ紙が美しく敷きつめられ(上写真)、仕事部屋の一角と階下の倉庫にはヴィンテージやデッドストックの大量の古い布が積まれていた (下写真)。「これはある最高のプリント職人の最後にした仕事なんだ」などと、ところどころで宝の山から布生地を取り出しては、それらの素性やここに来たいきさつを教えてくれた。

そうした説明を聞きながらスタジオをまわり、作りかけの作品や彼の仕事ぶりを見ていると、それは正にアートとクラフトの境界にあって、彼の行為は作るというより、 彼が出会った古素材を彼の手で生き返らせていく魔法の作業のように思えてきた。

大胆な唐草模様・だまし絵のような表現パターン・表層と深層のミクスチャーなどなど、その表現は多彩で、彼の創造は実験する楽しみや、想像を実践する喜びとともにあるのだと感じた。


仕分けして箱詰めされた大量のアンティーク布のストック。

「同じものはそんなに作れない。限られたストックからの手作りだから」
だからこそ使うほどにもっと美しい表情や風合いが出てくる

彼の仕事は多岐にわたる。例えば、雑誌やショールーム、展示会などの短期使用のものから、ブティックの内装、ときには某マスメディアの会長宅のインテリアをまるごと コーディネートするなど、長期の日常生活空間に及ぶこともある。ただ残念なのは一般商品として市場にでる作品の数はごく少ないということだ。 大部分が限られたオーダー生産と自身の個展での販売で終わってしまうらしい。

そんな話を聞いている時、旅行者らしき夫婦がスタジオにやって来た。彼の作品が載った雑誌を手にしているという。僕との話しを中座して応対した彼だが、戻ってくると 「カリフォルニアから来てくれたらしいけども、お目当てのものはとっくに売れたものだった。もともと同じものはそんなに作ってないからね。とにかく限られたストックと 僕の手作りの範囲だから・・・」とすまなそうに言った。

「もっとたくさん作ればいいのに」と言いかけたが、根っからのアルティジャーノであるロベルトは、このやり方を変えるはずもないので僕は言うのをやめた。 "アルテ・ポーベラ"には彼のやり方がきっとベストで、だからこそ、ひとつひとつの作品は使えば使うほどに美しい表情や風合いを表すものとなるに違いないのだから。


古素材が彼の手で命を吹き返して行く。




■ご紹介・取り扱い商品

Roberto Reale/ロベルト・レアーレ
クッションカバー



ロベルト・レアーレの作品からはクッションカバーをセレクトしました。彼のテーマ素材のひとつであるアンティークの布をふんだんに使った作品です。 同じ手法によるコートや椅子もスタジオでみられ、彼のお気に入りコレクションのひとつといえるでしょう。クッションは毎日ふれるものですから、 ハンドメイドの温かみを文字通り肌で感じられるベスト・アイテムだと思います。

画面では凝ったつくりが今ひとつ分かりづらいと思いますので、聞いたところの作り方をこっそり暴露しますと、まずはベースとなるカバーにいくつのも布を何層にも重ねておき、 それを幾何学的パターンで縫い付けます。その後にステッチ間を切り裂き、さらにブラッシングして布を起毛させて仕上りです。言うのは簡単ですが、 その仕上がりを予測して布を選び重ね、出来栄えをコントロールするのは容易ではありません。やはり彼のセンスとテクニック、そして豊富なお宝アンティーク布の存在という 三位一体の成果なのだと思います。

きっと使うほどに深層に縫い込まれた布も現れて、表情を徐々に変えていくのではないでしょうか?アンティーク・シルクをアートに変身させるロベルト、 蘇るビンテージの息吹をお楽しみください。

■ご注意
・手作り仕上げの作品のため、一点ごとに違いのあることはあらかじめご了承願います。
・お届けするのはクッションカバーのみでクッション本体は含まれませんのでご承知置き下さい。



同じ手法によるコート 同様の椅子






クッション・カバー
商品番号 RR1−1
カラー ピンク
材質 シルク
サイズ 43cm×43cm
ブランド ロベルト・レアーレ
デザイナー Roberto Reale/ロベルト・レアーレ
本体価格 26,000円 (税込 27,300円)
・下記「オーダーmail」をクリックする前に必ず「ショッピング案内」をご覧ください。
・ご不明な点は「問い合せ」でお知らせください。

リボンとめ、シンプルな裏側 ビロードのような肌触り

※洗濯は必ずドライクリーニングにお出し願います。




12年間のデュオ活動“レンツォ・エ・レアーレ”を終えて、心機一転、ソロ活動を再開するロベルトに新たな展開を期待しましょう。








                    
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